あるブログ記事を見つけました。
数年前のものですが、見ていてあまりにひどい内容だったので、ここに書いておきます。
ameblo.jp幕内秀夫氏といえば、「乳がん患者の8割は朝、パンを食べている」などの本を出版する、フードファディズム的主張で有名な栄養士です。(本人は栄養学を嫌っていますが)
「豆腐を食べるとすい臓がんのリスクが上がる」
これは、幕内氏にとってはどうでもいいことかもしれません。
それと同様に、「パンを食べると乳がんになる」という主張も、私にとっては目障りでしかないのです、と言われたらどうしますか?
幕内氏が引用している記事は「バランスよく食べることこそ健康の秘訣なのだから。」と締められていることから、
「栄養学は何も分かっていない!伝統的食事こそ全て!」
とガリレオ詭弁を繰り返す幕内氏より数倍理に適っていると思います。
こんなくだらない研究発表が一生懸命に豆腐を作っている人たちに与える影響を考えているのだろうか?
何を言っているんですか。
あなたの「パンを食べると癌になるんだ!ムキ−!」みたいな健康本で、一生懸命にパンを作っている人がどれだけ不愉快になるか考えたことはありますか?
是非、パン業界は彼に抗議を申し出るべきです。
「パンを食べると乳がんになるんですか?」、そうすると「いや、乳がんになるとは言っていません」と答えるでしょう。
また、僕はこういった姿勢が、日本の科学力低下に繋がっていると考えます。
よく言われる話ですが、日本は基礎研究を蔑ろにしがちです。
近視眼的な研究ばかり求め、利益を生み出すことばかり考えている、これが問題となっています。
幕内氏の主張も本質は同じです。
自分にとって都合がいい「パンと乳がん」の研究ばかり求め、日本の伝統的な食品の研究となると、それだけで彼にとっては「しょうもない」ものなのでしょう。
(別に僕は、パンとがんの関係の真偽はどうでもいいのです。豆腐だからというだけでしょうもない!!と投げ捨てる幕内氏の主張が問題だと思ったのです)